開催主旨 第1弾 水上バスで 第2弾 バスで 第3弾 アモアで  

〜「街で子育て・小さな猛禽 ツミ」上映会&絵と写真展示会〜
当日の模様

3月1日、第3弾「街で子育て・小さな猛きん ツミ」上映と、この作品の監督、岩崎政典さんの講演会が行われました。寒い日が続き、この日も雨にもかかわらず上映会の参加者数は約50名でした。
また、第1弾の成果を発表する「絵と写真展示会」もこの日、スタート。展示会は3月20日まで開催しています。



「鳥の岩崎と呼ばれるくらい、鳥の映画を作ってきました」−−岩崎監督

上映する作品の主人公「ツミ」はハトより小さいタカの仲間で、絶滅が心配される貴重な鳥。この作品は、そのツミの夫婦が都会の片隅で子育てをする姿を記録した映画です。
監督は、岩崎政典さん。TV番組「いきものバンザイ」などでドキュメンタリー作品の監督をしていらした方です。「いきものバンザイ」では9年間で500本近いTV番組を制作してこられたとか。
華々しい商業的な映画とは違い、限られた予算の中で本物の自然相手に作品を作ってこられた監督。通常のドラマ映画では制作期間も数ヶ月ながくて1年ほどですが、今回の上映作品も含めて野生の動物相手のドキュメンタリー映画では数年の年月が必要になってしまうそうです。それは本当に撮りたい映像が、野生の動物相手ではいつ撮影できるか分からないこと。そのためには被写体となる動物の習性はもちろん周辺地域の環境もよく理解した上で準備を重ね、良いロケーションを確保し、ひたすら待ち続けることだという監督のお話は、とても面白いものでした。
岩崎監督の講演のあと、「街で子育て・小さな猛きん ツミ」の上映。
この作品は、あらかわ学会の一員で「いたばし野鳥クラブ」でも活動されている栗林さんたちと岩崎監督の交流から生まれた作品。
東京の街中でワシやタカと同じ仲間であるツミが巣を作り、カラスと闘いながらも子育てをしていく様子は、都会の中の身近な自然にも魅力的な世界があることを知ることができます。この映画も制作に7年間かかったとのこと。
岩崎監督はツミのヒナは成長していくと他のヒナを殺してしまう習性がある、というのを耳にして、それを実際に確認して映像にしたかったからだそうです。
16ミリフィルムでの上映はやはりビデオとは違い迫力があり、都内での出来事とはいえ、野生のツミたちの生態は大自然の営みを感じさせてくれました。

※写真をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます。
当日の様子その1 当日の様子その2 当日の様子その3
その1 岩崎監督 その2 監督の作品チラシなど その3 栗林委員
その1 岩崎監督
TV番組時代は、1週間で30分番組を制作せねばならなかったとか。
その2 監督の作品チラシなど
岩崎監督のこれまでの作品チラシや今回の作品「ツミ」についての新聞記事を紹介させていただきました。
その3 栗林委員
岩崎監督が「ツミ」を作るきっかけになった「いたばし野鳥の会」でのいきさつなど撮影秘話を栗林さんからも披露してもらいました。
当日の様子その4 当日の様子その5 当日の様子その6
その4 我田セミナー実行委員長 その5 写真展 その6 美術展
その4 我田セミナー実行委員長
今回の第3弾で「荒川セミナー2002」は終了ということで、我田委員長からもご挨拶させていただきました。
その5 写真展
第1弾での成果を写真にて!! アモアの3階に展示しています。
その6 美術展
同じく、美術展も開催中!! アモア1階に展示しております。


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