リバーサイド　ゴーゴー: 旅立ちの日、いざ初探検！

【2007年9月21日　17号】
4月にこのサイトに登場して以来、全く音沙汰がなかったあの二人？が初探検！
二人が初めて向かった先は…

バン：	こんにちは。カッパのバンです！
トモ：	カエルのトモです！
バン：	二人合わせて“バンちゃん・トモちゃん”でぇーす。
トモ：	二人合わせて“トモちゃん・バンちゃん”でぇーす。
バン：	いいえ、“バンちゃん・トモちゃん”です！
トモ：	何で？
バン：	何で？って、どっちが年上だと思ってんの？
トモ：	キミ。
バン：	でしょ？ちなみにお前は何歳？
トモ：	2歳です。カエルですから。
バン：	俺は568歳。カッパですから。で、2歳のお前と568歳の俺じゃどっちがエライ？
トモ：	2歳のボク？
バン：	どーしてそういうでたらめ言うの？俺はお前より566年も多く生きてきたんだぜ。その間にいろいろあったなぁ。天保の大飢饉とか明治維新とかバブルとか…
トモ：	でもさ、キミが大人になったのはいつ？
バン：	約300年前。
トモ：	ボクが大人になったのは約1年前。
バン：	それがどーかしたのかよ
トモ：	あらかわWEB探検隊に入隊したのは？
バン：	今年の○月。お前と一緒じゃないか。
トモ：	つまりキミは268年かかってやっと隊員になったのに、ボクはたった1年で隊員になれたわけだ。これってやっぱり何というか、ボクの方が才能に恵まれているっていうか…。
バン：	うるせー！！俺が一人前になってからの266年間ってのは大変だったんだぞ。川が氾濫しないように見回りしたりだな、魚たちがけんかしたら仲裁したりだな…。
トモ：	でも、ときどき人間をおどかしたりしてたでしょ？
バン：	た、たまにはな。でもそれは人間が川を荒らさないために必要だったんだ。戒めってやつだよ
トモ：	またまたぁ。
バン：	本当だってば。こういった地道な努力が認められて探検隊に入隊できたんだから。今じゃ川の世界はもちろん、妖怪の世界、そして人間の世界にも精通している。ま、ちょっとしたマルチプレーやってやつだな。
トモ：	じゃあ、そのマルチプレーヤーさんに質問。
バン：	ハイ、ハイなんでも聞いて。
トモ：	ぼくたちこれからどうするの？
バン：	決まっているじゃないか。荒川を探検するんだよ
トモ：	荒川のどこをどうやって探検するの？
バン：	それは団長の指令通りさ。で、何て言ってたの団長は？
トモ：	聞いてない。
バン：	えっ？
トモ：	聞いてません、ボクは。
バン：	俺はてっきりお前が聞いてるって思って…。
トモ：	じゃあ何で“本日の集合場所は旧中川の入り口”なんて偉そうに連絡してきたの？
バン：	今日はここしかないって思ったんだよ。動物的な勘、じゃない妖怪的な勘と優れた判断力だよ！
トモ：	じゃあ“遅刻すんな”って言っておきながら自分は30分も遅れてきたのは何で？
バン：	イヤ、出掛けに頭の皿の水が乾いててさ…。
トモ：	もういいよ。団長に連絡して聞くから。
バン：	な、何て聞くの？
トモ：	“すみません、バンちゃんの妖怪的な勘と優れた判断力のせいで、今、旧中川の入り口にいるんですけど…”
バン：	アー、情けない。トモちゃん、俺は本当に情けないよ。何でもかんでも団長に頼るようじゃ探検隊の前途は暗いね
トモ：	はいはい、わかりました。
バン：	わかるだろ？
トモ：	うん、でも一応団長に連絡する。
バン：	アー、情けない。トモちゃん、この荒川をご覧よ。美しい輝きじゃないか。それにこの澄んだ空気。今ここを探検しないでどこへ行けって言うんだ
トモ：	…澄んだ空気はいいけど、何だか変な臭いがする。
バン：	え？
トモ：	何だかドブ臭い。それに水が濁っているし。
バン：	気のせいだろ…あれ？…本当だ。濁ってる。
トモ：	なんでだろ。この荒川と旧中川が分かれるあたりの水は、いつもはもっときれいなはずなんだけど。
バン：	だ。団長に聞いてみる？
トモ：	イヤ、ボクたちで調べてみようよ。
バン：	何だよ。さっきは団長、団長って言ってたくせに。
トモ：	でも、疑問を見つけたらまずその場で調べてみよう、ってのが探検隊の鉄則だよ。
バン：	そんなこと俺だって知ってるよ
トモ：	じゃ、行こう！旧中川探検だね！！
バン：	行きますよ。行けばいいんでしょ。…あれ？どこ行った？

初登場！in 荒川

荒川と旧中川の分岐点

旧中川の入り口

カエルのトモちゃんは、ゲートをくぐって旧中川探検に出発しました。で、カッパのバンちゃんは…？

バン：	だいたいたった2年しか生きてないカエルが568年生きてきたカッパの俺様に指図するってのはどういうことなんだ…。

ブツブツ言いながらトモちゃんの後を追ったのです。
さて次回はバンちゃんトモちゃんの旧中川探検パートⅡ．二人？の珍道中をお楽しみに。